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2010年 06月 25日
眠いです。でも、勝つっていうのはいいもんだ。テレビのバカ騒ぎにも腹が立たない。
昨日は、ジェシ・ヴァン・ルーラー(Jesse van Ruller)のライブに行く。ジェシは「モンク・コンペティション」で優勝した日本でも人気のあるオランダ出身の若手ジャズ・ギタリスト。 今回、どうしてもライブに行きたかったのは、バンドのフォーマットがギター、ベース、クラリネットという、いわゆるジャズギタートリオではない変則的な編成だったから。 この編成は、昔、ジミー・ジェフリー(cl,ts,bs)が若き日のジム・ホール(g)とラルフ・ペーニャ(b)と組んでいたバンドと同じだ。ぼくは、ベースがボブ・ブルックマイヤーのトロンボーンに変わった頃の音が一番好き。映画「真夏の夜のジャズ」にもこのメンバーで出演していたと思う。 ジェフリーの音楽は、室内楽を思わせる内省的な音。フォークソングのような素朴なメロディーもある。 ジェシが来日メンバーと作った「チェンバートーン」というアルバムもタイトルのとおり、室内楽のようなサウンドだった。ジェシ自身の解説でやはりジミー・ジェフリーに影響されたことを語っている。 会場は東京駅近くにあるコットンクラブ。チャージが高い、お洒落、いけ好かない客が多い(笑)ので、ブルーノートと並んで足を踏み入れたくないところ。だけど、ビル・フリゼルのようないい人を呼ぶんだよな。もうピットインあたりでは、呼べなくなっちゃったのかな。昔はポール・モチアンとか、NAKED CITYなんかやったのに。 早めに着いたので、ステージに一番近いテーブルに座れた。セッティングはシンプルでギターアンプ、ベースアンプ、譜面代が置いてあるだけ。ジェシーはエフェクター類は使わず、ときおりチューニングメーターだけ使っていた。 演奏はトニーニョ・オルタの「Beijro Partido」で始まった。手がでかい、というか指が長い! 背が高くて、足が長い……ああ、意外に腹が出ているナーなどと余計なことを考えながら演奏を聴く。早弾きはするけれど、オーソドックスなフレーズ。とくに「It could happened to you」のようなスタンダードでは、いわゆるジャズギターの伝統的な音使いをしている。 ジェシが曲紹介で「これからやる曲はジャズではなくて、カントリーです」といって演奏したフォークソングっぽいオリジナル曲のほうが、このバンドのフォーマットに合っているし、ぼくの好みだった。ギターのトーンもリアのピックアップを使ってカントリー調にしていた。 クラリネットとバスクラを持ち替えるヨリス・ルーロスはがんがん吹きまくるというよりは、メロディーを大事にするタイプのようだ。 演奏はどちらかというと地味。ジェシのフレットを華麗に行き来する長い指に見とれてしまう。演奏そのものは、ゆったりしていて、ときおり眠気に襲われる。このところのサッカー観戦のせいか……。 来日したばかりでコンディションが悪かったのか、この日の演奏はのっていなかったのかもしれない。お互いの音を聴いて、刺激し合って反応して、音を奏でる、という自由な感覚が感じられなかった。室内楽のように、たんたんと譜面を演奏していたように感じた。いや、ぼくが求めているものと違っただけかもしれない。 なんていったらいいのかな~。せっかくドラムレスなのだから、もっとリズムから解放されて、リズムから外れてしまう、危うい緊張感があるとよかったのにな、と思う。 たぶん、高度なテクニックを駆使して、ばりばりと激しいギターを期待するギターキッズからは不人気なバンドだろう。新しいアルバムも作らないかもしれない。でも、好きなバンド形態なので、進化を続けてほしい。 アンコール前に「今夜、日本のサッカーファンに幸運を祈ります」とオランダ人のジェシから余裕のエールを送られた。 「決勝トーナメントで会いましょう」だってさ。 おう、やってやろうじゃないの……、って無理かな?
by kyotakyotak
| 2010-06-25 14:37
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