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2015年 03月 01日
2月の終わりの雨の日、リチャード・トンプソンを見てきた。ひさしぶりに興奮したというか、つぎの曲はどんなのだろう? とわくわくした気持ちで聴いたライブだったなあ。じつはリチャード・トンプソンのライブに行くのは初めて。大震災の年のライブを予約してあったけれど中止になってしまって、それ以来、昨年も来日したけれど、タイミングが合わず行けなかった。
リチャード・トンプソンを聴き始めたのは、それほど昔のことではなかった。いや、それでも十分、昔のことですが。高校生のころ、フェアポート・コンベンションの熱心なリスナーではないというより名前を聞いたことがある、といった程度。たぶん、ペンタングルあたりを聴いている友人に教えられたのだと思う。渋谷の百軒店にあったブラックホークという音楽喫茶で聴いたことがあるかもしれない。でも、当時、ぼくはアメリカ音楽ばかり聴いていたから、ソロ作もリンダとの夫婦デュオも知らなかった。 それからだいぶ時が過ぎて、たぶん、ソロアルバムの「DARING ADVENTURES」というアルバムあたりから聴き始めたのだと思うけれど、どうもはっきりしない。もう30年近く前のことだもの。それにリリースされて、すぐに聴いたわけではないかもしれない。そのへんがボーッとしてしまっている。 そのころ、ぼくはノイズ音楽が好きになっていて、バンドでギターを弾いていても、ソロになると最後はノイズで終わるようにしていた(笑)。これを自分のバンドでやるのではなく、人様のバッキングでやっていたのだから、さぞや迷惑だっただろうな。好みのギタリストもノイズ系や「キレる」系で、たとえばアート・リンジー、マーク・リボ、ロバート・クワインとかね。日本ではなんといっても大友良英、内橋和久! リチャード・トンプソンをノイズ系といってしまっては、ファンに怒られてしまうかもしれない。でも、ロックのフレーズから高揚していって、ノイズっぽくなったり特異なフレーズをまじえたり、他のロックギタリストとは明らかに違っていると思う。 ぼくがリチャード・トンプソンのギターソロで一番鳥肌が立ったのは、ゴールデンパロミノスというバンドの「ヴィジョンズ・オブ・エクセス」というアルバムでのプレー。1曲目の「 Boy (Go)」での間奏だ。いや、すごい! ボーカルをとるマイク・スタイプとの掛け合いで短いソロなのだけど、リチャード・トンプソン節が凝縮されたようなフレーズを聴くことが出来る。胸をえぐられるというか、居ても立ってもいられない気持ちになる。 (https://www.youtube.com/watch?v=IPFCDzomQU8) この変態ギタープレイは、じつはリチャード・トンプソンがフェアポート・コンベンションを離れてソロ活動を始めるときに、ほかのギタリストと同じ弾き方をしていては、埋もれてしまう、という危機感から考え出したという。感情に走って弾いているのではなく、綿密に構築された弾き方だったのだ。危機管理から生まれた奏法だったとは! 最近のインタビューで、今でも音楽で生活をしていけるのが信じられないと語っていたというリチャード・トンプソン。いわゆる大物アーチスト、大御所の雰囲気はまったくなくて、先日のライブでも、じつに楽しそうにギターを弾いていたなあ。ドラム、ベースとの息も合っていて、とても3人編成とは思えない安定感。けっこう音が大きいのだが、バランスがいいのか、音圧に弱いぼくの耳にも不快ではなかった。 かたわらにローディのおじさんが座っていて、使っていないほうのギターのチューニングをしたり、ハウリングが起きればアンプの前においてあるボードを調整したり、と思ったら、1曲でローデンのアコギを弾き出して、ソロもとった。演奏をしているほうがこれだけ楽しそうにしていれば、聴いているほうも楽しい。いい雰囲気のライブだった。 同じメンバーのライブ動画。あれ、ホワイトルームやってる! https://www.youtube.com/watch?v=fEGzVHBrUKw 65歳なのかあ。まだまだやってくれそうだなあ。 うちに帰って、部屋のすみに置いてあったストラトを手にとってみた。しばらくエレキを触っていないな。持ってみると、あれ、重たい。ギターが重たく感じるようでは、いかんね。ロックバンドを結成しようかしらん。
by kyotakyotak
| 2015-03-01 14:46
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