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2015年 12月 01日
今日から12月、師走ですね。今年もあと1か月、気があせるような、気忙しなくなってきます。街にはクリスマスツリーが飾られて、商店街にはクリスマスソングが流れて、いやでも“年末感”がせまってくる。今年、やり残したことは、いっぱいある、というか、22日の「サウダージなクリスマス」の準備もあるし、26日の「Play For Fukushima 2015」では普段やらないカバーもやるし。
12月になると思い出すのは、12月8日のことだ。ジョン・レノンの命日。亡くなったのは1980年だから、もう35年も前のことになる。 ぼくは、野球の週刊誌の編集部に勤めていた。まだ23歳のひよっこ編集者だった。毎日、神保町にあった古いビルの4階で原稿と格闘していたけれど、仕事にも慣れてきて楽しくなってきていた。先輩とも軽口をたたくようになっていた。 寒かったな、あの部屋。暖房はどうしていたんだろう? エアコンなんてなかった。小さなガスストーブがあったのは覚えているけれど。 先輩のEさんは一年を通して、白いボタンダウンのシャツを着ていて、冬はグレーのベストを重ねるだけだった。冬になると、「さむー」といいながら肩をすぼめていた。寒いなら思う少し暖かい服を着ればいいのに、といわれても頑固に自分のスタイルを通した。ああ、黒いとっくりセーターは着ていたかな。 あの日、ぼくは原稿を取りに行って編集部に戻ったのは、暗くなってからだった。編集部のドアを開けると、なんだか空気が重苦しかった。ツィッターなどなかった時代、外出していると、ラジオでも聴いていなければ、ジョン・レノンが殺されたニュースなど知ることは出来なかった。 「ジョン・レノンが死んだの」と教えてくれたのは、Gさんという女性の編集者だった。そのとき詳しい状況を聞いたかどうかは、よく覚えていない。ただ「ジョンが死んだ」という事実だけが重たくのしかかった。 いまから思うと、編集部の人たちがそんなにジョン・レノンに思い入れがあったとは知らなかった。編集部でビートルズの話もしなかったし、音楽が話題になることはほとんどなかった。でも、みんな、それぞれにジョンに思いを寄せながら、おしだまるようにして、静かに仕事をしていた。 いや、それはあとづけのイメージかもしれないな。いつもの通り仕事をしていて、テレビがつけっぱなしになっていて、入稿作業もあるから、それなりにざわついていたはずだから。でも、あの日のことを思い出すと、みょうに静まりかえっていた編集部の様子が浮かんでくる。 夜遅く、自分の部屋に帰ってラジオをつけた。FENでは、ずっとジョンの曲を流していた。あのとき、ぼくはジョンのレコードを持っていたんだろうか? 初めてのソロ・アルバム『ジョンの魂』は持っていたのかな? 小学生の終わりごろからビートルズに夢中だった。ビートルズの解散の噂が流れたり、ジョンとポールの不仲のことが耳に入ってくるのがとてもつらかった。ぼくは、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴがそろっているビートルズが好きだった。よくジョン派とかポール派とかいうけれど、ぼくはどちらでもなく、ビートルズ派だった。だから、ジョンのソロレコードが出たとき、すぐにはレコードを買おうとはしなかった。どうしても4人がバラバラになってしまうのが悲しくて、買う気にはならなかった。いや、もちろんお金がなかったのもある。 ジョンのレコードは、T君というジョン好きの同級生に聴かせてもらった。それからシングル盤で「マザー」を買ったのかもしれない。LPを買ったのは、いつだったんだろうなあ? もっとずっとあと、働いてからかもしれない。 35年前、ジョンが死んだことでビートルズは終わってしまった。もう4人がそろうことはなくなってしまった。FENから流れてくるジョンの歌声を聴きながら、夜が更けていった。 ビートルズもジョン・レノンの人気は今も衰えることがない。先日、リリースされたビートルズのDVDも「商売がうまいなあ」とぼやきながら、当然ながらポチリと買ってしまった。 画面に現れるビートルズは美しい。昔、映画評論家の淀川長治が「ビートルズは美しい。あの4人が並んで立った姿、きれいね。美しい!」と絶賛していたが、そのとおりだと思う。とくにハンサムでも、スタイルがいいわけでもない4人の若者が並んだだけなのに、輝いて見える。それは何十年も経った今も変わらない。たぶん、ノスタルジーだけではないと思う。 ジョン・レノンが生きていたら、世界が平和になっていたとは思わない。それでも、ジョンといっしょに平和のために声を上げる人は世界中にあふれていたと思う。大きなムーブメントになっていたかもしれない。だからこそ、ジョンは殺されたのか? ジョンがいなくなって35年、また戦争をやりたがる連中が大きな顔をし始めた。「平和のために爆弾を落とす」っていうのは、その昔、岡林信康が「アメリカちゃん」という歌でいっていたことだけど、いまも変わらない。 https://www.youtube.com/watch?v=CbKsgaXQy2k
by kyotakyotak
| 2015-12-01 22:35
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