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2007年 05月 13日
ゴールデンウィークも終わって、やあ、今年ももうすぐ夏が来るんだなあ。今日も春とは思えない暑さ。
前回の日記を書いてから、なんとも目まぐるしい日々が続いた。 気分もアップダウンが激しくて、くらくらしていたけれど、ようやく平静を取り戻したみたい。久しぶりに床屋にいって、うつらうつらしながら、思い出したことを書きます。 4月21日は横浜までジャグバンドフェスティバルを見に行った。 友人のみやもっちゃんこと宮本一画伯が、JAMPOTというバンドで参加していたのだが、音楽を楽しむということを改めて教えてもらった気がする。桂牧さんとも再会、それから音楽評論家の小川真一さん、ポップス博覧強記の貴島さんにも紹介してもらう。 ジャグバンドといっても、それぞれのバンドが持ち味が違ってジャズスイング系あり、ブルーグラス系あり、と多彩。いやー。奥が深いぞ、ジャグバンド! 4月24日は青山ブルーノートでジム・ホール&ロン・カーター。苦手な高級(?)ジャズクラブだけど、このふたりのデュオを聴けるなら、がまんがまん。名盤「Alone Together」を聴いたのは、まだ高校生の頃だった。それを生で聴けるんだから。1時間足らずと短かったけれど、想像以上によかった。それは二人が「現在」のプレーヤーであり、選曲は、おなじみのスタンダードだったけれど、決して懐メロ・プレーヤーになっていないからだ。それにしても、この店の客はなんなんだろう……? 演奏中にむしゃむしゃ食ってるし……。 4月29日、根津、谷中、千駄木でやっている「一箱古本市」へ。桂牧さんといっしょに歩く。天気もよくて、爽快。ぼくもとも吉も牧さんもぶらぶら歩きが好きで、気になる路地あると道草を食ってしまう。一休みに入った喫茶店でもついつい長話。で、結局スタンプラリーは完成間近で時間切れとなってしまった。でも、古本のほうの収穫は、文庫版の谷内六郎展覧会がそろったし、草森紳一の「マンガ考」を入手できて満足。最後に寄った谷中の一寸亭も安くておいしくて、感じよし! 4月30日は下北沢「ぐ」でのライブ。 50歳になってライブを始めるというのは、やはり無謀だったようで、ライブが近づくと思いっきり落ち込んでしまう。この日も演奏を始める寸前まで、ぼろぼろの気分。ところが、ステージに出て、お客さんの拍手をもらうと、スーッと気分がほぐれた。ちゃんと自分の演奏を聴いてくれていることが伝わってきて、うれしくなってくる。ほんとうにありがたいです。力をもらいました。自分だけで鬱々していたって始まらないんですね。聴いてくれる人あっての音楽ということなんでしょうか。演奏の出来そのものは、よくわからないけれど、楽しかった。 5月3日の北千住「コズミックソウル」でのライブは、よしだよしこさんとの共演。コズミックソウルは小さいけれど、居心地がよく、音もよい店でした。 マスターのコウジさんのホーミーとスイスのスティールパンのような楽器との即興で始まった。この演奏でリラックス出来て、ここでも楽しくやることが出来た。よしこさんとの練習なしのデュオも、スリリングでよかった。 この日、思いがけない友人がたくさん来てくれて、びっくり。本当にありがとう。それから古本ライター(?)の南陀楼綾繁さんもいて、これまたびっくり。ブログ(http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/)にも取り上げていただいた。 ライブを始めてから、いろいろな人に知り合うことが出来た。音楽が出来ることはうれしいけれど、それをきっかけにすてきな人たちに出会うことが出来るのが、本当にうれしい。
by kyotakyotak
| 2007-05-13 22:45
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