更新がまた滞ってしまいました。ここのところ、ばたばたしていてすみません。って、だれに謝っているんだ?
3月14日、聖蹟桜ヶ丘の草苑という店に行く。よしだよしこさんのライブ。草苑は、5年ほど前から、何度か出演させてもらったことがある。とても感じのいい店なのだが、3月いっぱいで閉店するという。
よしこさんのライブに行くのも久しぶりだったのだけど、前日に、そのよしこさんから留守電が入っていて、体調が悪いのでサポートをしてもらいたいとのことだった。とにかくギターだけは持っていくことにした。
草苑に先について待っていると、よしこさんがギターとダルシマーを抱えてやってきた。やはり疲れているようだった。なんでも3日ほど寝込んでいたという。それでも焼酎の入っていない、本物の白湯をのんでリハーサルに入る。
よしこさんとは、ジャズのスタンダードを3曲メドレーですることにする。
本番のよしこさんは、体調の悪さなど感じさせず、声もギターもよい感じ。ただ本人は耳がよく聞こえず、自分の音がほとんどわからなかったそうだ。
ダルシマーの演奏を終えて、またギターで歌いだす。そして、とつぜん、ぼくのことをステージに呼んだ。それで「キイはEmでね」とひとこと。いったい何が始まるのか……。
イントロを弾き出すよしこさん。これ、なんだっけ? ああ、そうだ!
リトル・ウイングだった。へー、よしこさん、こんなのやるんだ! と感心してる場合ではなく、ぼくもコード進行を思い出しながら弾き始める。高校生のとき、よく聴いたけれど、弾くのは初めて。
でも、めちゃくちゃ気持ちいい。気持ちだけはジミヘン、クラプトンだね。
音が多少はずれようが気にしないで弾きまくってみた。たまには、こういうのもいいなあ。
アンコールのジャズメドレーも勢いだけで弾いてしまったけれど、今度はもう少しきちんと弾いてみたい。