毎年、4月の第一土曜日に谷中にある全生庵という寺で「げんげ忌」という、菅原克己を偲ぶ会が催される。今年で22回を数えるのだが、毎年のように100人近い人が訪れる。
元々は新日本文学会の人や、菅原さんが教えていた詩の教室の人など菅原さんと直接おつきあいがあった人たちが集っていたと思うのだが、最近は、たぶん、半分近い人が生前の菅原克己に会ったことのない、新しい読者なのではないかと思う。
高田渡の歌で菅原克己を知り、げんげ忌に来るようになったという人も多い。高田渡も3回ほどげんげ忌にやってきて「ブラザー軒」を歌ったこともある。その模様は、DVD「タカダワタル的」で見ることが出来る。
と、ここまでが本のメルマガの書き出し。
今年もげんげ忌はにぎやかだった。今年は世話人の大役を仰せつかり、プレッシャーでちっとも楽しみどころではなかったのだけど。
案の定、ちょっとしたトラブルがあり、前日から胃がひっくりかえりそうだった。結果的には、とてもいい会になったようで、ホットしている。
本のメルマガにも書いたけれど、ぼくのような生前の菅原さんに会ったことのない最近の読者にとって、昔を知る人たちが語る菅原さんのエピソードは貴重だ。みなさん、菅原さんを語るときの表情はなごやかで、菅原さんとの日々が豊かだったことが伝わってくる。一度でもいいから、会いたかった。
会が終わってから、加賀谷さんから小沢信男さんの著書「東京の人に送る恋文」をいただく。欲しかった本、うれしい!
もちろん会の後の谷中墓地でのお花見会で小沢さんからサインをして頂く。