昨日は、目黒庭園美術館で「ロトチェンコ+ステパーノワ」展を見る。ロシア構成主義の展覧会は以前にロシアアヴァンギャルド展を見にいって以来のことか。ロトチェンコとステパーノワ夫妻の初期のドローイングからデザイン、ポスターなどが飾られていた。
ただ以前、見たときよりも感動が少ない。多分、体調、気分のせいなのだろう、プロパガンダが重たく感じてうんざりした気分になる。いや、もちろん作品が悪いわけではないのだけれど。
売店で売っていた飛行機のTシャツがかっこいいな、と思ったがなんとなく買わず仕舞い。
いったん自宅にもどってから、森アーツセンターギャラリーの「ボストン美術館展」へ行く。こちらも只券を持っていて、会期が日曜日までだったから。
六本木ヒルズの52階。エレベーターに乗るだけで、いやになる。気圧の変化のせいで耳がおかしい。会場は混んでいたけれど、見られないほどではなかった。もう6時を回っていたからか。
宗教画、印象派など名画が並んでいる。レンブラント、マネ、エル・グレコ、ドガもあるしピカソもある、という具合。点数も多いし、人も多い。ということでなかなか集中出来なかったが、一周してから、もう一度戻り、見直しているうちに絵の世界に少し入ることが出来る。
祖父・内田巌は、ミレーやコローに影響を受けているんだな~と改めて思う。コローの「鎌を持つ草刈り人」という女性の絵がよかった。
いまの自分には、アバンギャルドよりもミレーやコローのほうが気分だな。モダンだった祖母には、「いかさないね~」と言われそうだが。