今年も誕生日が来た。49歳。しじゅう臭い。そろそろ加齢臭に気をつけなきゃってことか。なんでも、メカブとオクラがいいらしい。そこであのネバネバを体中にぬったくってみたが、どうもべたべたするだけで効果はないみたいだ。え、食べればいいの?
それにしても、長生きしたもんだ。じぶんが49歳になるなんて信じられない。あとどのくらい生きるんだろう? 父も母も、70歳を前にして亡くなった。ぼくもあと20年くらいは生きられるのかしらん?。でも、20年なんて、あっという間だよなー。まいったな。いまさらじたばたしても、先はそれほど長くないということですね。その日がくるまで、いい音楽をたくさん聴いて、ギターを弾きながら過ごしたいもんです。
で、ちょっとブルーな誕生日に聴いているのはバート・ヤンシュの「Birthday Blues」。ヤンシュはイギリスのフォーク・ブルース界の重鎮といわれるギタリスト、シンガーです。ペンタングルというグループで活躍したあと、ソロ活動に。ペンタングルには、もう一人の重鎮、ジョン・レンボーンもいましたっけ。
ヤンシュを知ったのは、高校生ぐらいのときだったのかな。フォークブルースを基本にイギリスのトラッド音楽、ジャズ、古楽、インド音楽などいろいろな要素を持った音楽を演奏しています。ギターはもちろんいいけれど、ぼくは、この人の朴訥とした歌声が好きです。タイトル曲はブルースかと思いきや、バロックでした。