ちょっと前のことになってしまいましたが、6月16日の「サウダージな夜」のことを書いておきます。この日のゲストは、北村宥志さん。ポップバンド「ゆるさ」のギタリストで、ぼくのライブでもお世話になっています。
北村さんは、バンドではテレキャスターを使って渋いフレーズを決めていますが、じつはアコースティック・ブルースギタリストとしてもすごいんです。それで「サウダージな夜」ではたっぷりとカントリーブルースを弾いてもらおう、ということでゲストに迎えました。
この日、北村さんが持ってきてくれたギターは、ナショナル製のリゾネーターギター。円形の薄いアルミニウム製の共鳴板をブリッジの下に取り付けてあります。ボディはメタル製でずっしりと重いギターです。独特な音色ですね。1937年製ということで、ギターマニアには、見るだけでも楽しくなるオールドギターです。
北村さんと会ったのはもう6、7年前で何回もいっしょにステージで演奏しています。最初の演奏は、国分寺のgiee(ギー)でしたっけ。今井忍さんもいっしょでした。お客さんは少なかったけれど、ゆるさの吉村類さんに初めて会ったのもこの日でした。この日がきっかけになって、スリービレッジス結成、そして、ゆるさへと発展したのですから、記念日ですね。
北村さんは、ジョン・フェイヒーのドキュメントを見たばかりで、のりのりの演奏を聴かせてくれました!
ふたりのインプロ演奏では、中野裕介さんにむちゃぶりをして、ライブペインティングをしてもらいました。見れば見るほど、味が出るイラストが完成!
セットリスト
しのぶしのばず
かもつせん (北村さんのためにカントリーブルースアレンジ)
ギターラグ 1923年にシルベスター・ウィリアムが弾いた初めてのブルースのソロ曲。
ホーボーだって深海魚の夢を見る
ジョン・フェイヒーの曲
家路(インスト)
Just A Closer Walk With Thee
僕が生きるに必要なもの
インプロ曲。中野裕介さんにライブペインティングをしてもらいました!
ごはんの湯気で泣くかもしれない

8月の「サウダージな夜」は8月18日(火)、ゲストに長坂雅司さん、棚木竜介さんをお迎えします。
