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2016年 10月 17日
ここのところ、日本のロック創世記といえるころのレコードを聴くことが多い。ノスタルジーというわけではなくて、自分がどんなふうにして音楽が好きになってきたのか、たどってみたくなった。
小学生のころは、グループサウンズ全盛で、テレビをつければタイガース、テンプターズ、ジャガース、カーナビーツ、ブルーコメッツがエレキギターを弾きながら歌っていた。ぼくが好きだったのは、スパイダース。タイガースやテンプターズみたいにがきっぽくないし、ブルコメほどおじんっぽくない。なんて小学生のころはそんな分析をしていたわけじゃなく、浜口庫之助が作った「風が泣いている」の「ゴゴゴー」というフレーズが気に入っていたからかもしれない。 フロントで歌う堺正章、井上順のちゃめっけたっぷりのコンビも好きだったけれど、ほんの少しうしろで勝手にやっていそうだったかまやつひろしが一番好きだった。けっこうマイペースな人でデビューシングル盤のジャケット撮影に寝坊して遅刻、映っていない。 子どもの目から見ても、かまやつひろしはちょっと異色な存在だったように思う。演奏しているとき、どことなく冷静に見えたし、でもダンスのきれは最高だった。スパイダースのコーラスワークがかっこよかったのも、かまやつがアレンジでいていたんだろう。そういえば映画のスクリプターをしていた叔母に、かまやつのサインをもらったことがあったっけ。 ソロ活動になってからは、いちはやくアメリカやイギリスの音楽を日本に紹介していた。 まだまだ外国は遠かったんだ。文化放送の深夜放送「セイ!ヤング」でかまやつが話すロンドンの話やミュージシャンの話を胸をときめかして聞いていた。「ジョニー・ウィンターがマーシャルのアンプを6台積み上げて爆音で弾いていた!」とか。このへんの話はうろおぼえだけど。 ギブソンの生ギター、たぶんJ160に皮のカバーをつけていたのも覚えている。ディアルモンドのギターマイクを使っていたこともあったと思う。神保町のカワセ楽器(表通りの店ではなくて、ちょっと曲がったところにあった店)の店主さんが「あれはうちでやったんだよ」といっていた。でも皮でくるんだら、音が響かなくなるよね。もしかしてハウリングを避けるためにやっていたのかな。 かまやつひろしのアルバムでいちばん好きなのは、セカンドアルバム「アルバムNo.2/どうにかなるさ」。ジャケットには「MONSIEUR BIS」と書いてある。 かまやつひろしは、もともとカントリーを歌っていて、その唱法はカントリーの裏声をうまく取り入れている。ときどきしゃっくりのようにひっくりかえる声はハンク・ウィリアムズのようだ。父親のジャズ歌手・ティーブ釜萢からはジャズの感覚、そして独特のビブラートを受け継いでいる。あのハーモニーの感覚もジャズだよね。 あ、それからギターのコードのつけかたもそのときによって変えている。リハーモナイズというのかな。同じ曲なのにオリジナルとはまったくちがうコードで歌う。いつだったか、『我が良き友よ』をジャズっぽいアレンジで弾いて、共演していたジ・アルフィーの坂崎幸之助がついていけなくて面白かった。 話がそれてしまったけれど、このアルバムはカントリーとロックとジャズがうまくブレンドされている。代表曲の『どうにかなるさ』は日本のカントリーの名曲だと思う。サウダージな夜で棚木竜介さんに歌ってもらったけれど、なかなかいい感じだったです。世代を超えて伝えたい曲ですね。 コーラスにはガロも参加している。『学生街の喫茶店』がヒットする前は、和製クロスビー、スティルス&ナッシュとしてハーモニーが美しいフォークロックバンドだった。ステージでは、『青い目のジュディ』の最後の部分でかまやつひろしが飛び入りで参加していたっけ。ガロがハーモニーを聴かせる『パン屋のトム』はメロディもコード進行もかっこがいい。『四つ葉のクローバー』はドノバン風の曲にクロスビー、スティルス&ナッシュ風のギター、コーラスがついたような曲。 じつはこんなに好きなのにレコードを持っていなかった。ラジオをエアチェックしたカセットを持っていただけ。そのカセットもいつのまにかなくしてしまった。廉価版のCDになったときに入手したのだけど、どうしてもアナログが欲しかった。やっぱりアナログで聴いたほうが雰囲気が出るみたいだ。 ファーストのアルバムはあまり出回っていないみたいだが、つい最近、ディスクユニオンでCDで復刻された。ぜひセカンドも! かまやつひろしは現在闘病中という。もういちど、ムッシュのステージを見たいな。アニエスベーのニット帽を買った。
by kyotakyotak
| 2016-10-17 23:05
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