勝手に自分の「聴覚」に多大に影響を与えたレコードのアルバムカバーを投稿。 27枚目は中川五郎の『俺とボビー・マギー』1972年リリース。ベルウッドから出たシングル盤で、B面は「ミスター・ボージャングル」だ。ジャケットのデータはキングレコードだけになっていて、どこにもベルウッドの名前が出てこないけど。
このレコードは日本のフォーク、ロック史上に残る名盤だと思う。まず訳詞が素晴らしい。これがオリジナルといっても信じてしまうほど、自然な日本語で、メロディーにものっている。
「自由っていうのは、失うものが何もないことさ」
と中学生のぼくは、このフレーズをいつも頭の中で歌っていた。いつの日か、大型トラックにのせてもらって、放浪の旅に出るんだ、と夢を見ていた。
訳詞の素晴らしさは「ミスター・ボージャングル」でも同じことが言える。きっと「俺とボギー・マギー」よりも知られているだろう。ぼくはオリジナルのジェリー・ジェフ・ウォーカー、人気があったニッティー・グリッティー・ダート・バンドよりも中川五郎さんの歌で聴くほうが多かったくらいだ。
演奏もいい。クレジットを見ると、中川イサトの(ギター、ベース)、村上律(ギター)、鈴木茂(ドラムス)、武川雅寛(フィドル)、駒沢裕城(ペダル・スチール)となっている。鈴木茂がドラムス!
「ミスター・ボージャングル」には、高田渡(フラットマンドリン)が加わっている。
中川五郎「俺とボギー・マギー」ライブ
あれ、小川真一さんがスチールギターを弾いている!