6月4日、ふらふらする頭で再び、下北沢へ行く。前夜のことでお店に挨拶に行って、ほんの少しホッとしてギャラリー無寸草へ。ギャラリーのお客さんは見あたらない。ウィークデイはこんなものです、ということだけど、ちょっとさびしいなあ。
ギャラリーを後にして、「ほん吉」という古本屋へ行く。意外と大きな店でびっくり。疲れているのか、本に集中できない。欲しい本があったのだが、予算が合わずあきらめる。でもせっかくだから1冊買おうと長田弘の「散歩する精神」(岩波書店)を入手。帰りの電車でぱらぱらしていたら、読んだことがあった。うーん、ダブった! こういうのを「Wの悲劇」というらしい。でも、好きな本だからいいや。
6月5日は、福音館書店で雑誌の打ち合わせ。渡辺リリコさんの絵がめちゃくちゃかわいくてうれしい! で、そのあとに「わがMANMA」というレストランでランチ。レストランといっても、普通の家で、玄関もそのままの作り。家庭料理を出していて、この日のメインはカレーだった。旬の食材を使っていて、愛情あふれる家庭の味。本当においしい。親戚の家に行って、ごはんをいただくといった感じで、前回行ったときはお金を払うのを忘れそうになった。
それから東京家政大学博物館へ向かう。「わたしの服 ぼくの服 和と洋のはざまで」という展示を見る。明治時代に入ってきた洋服が大正・昭和になって、庶民に定着していく課程を見せてくれているが、昔のデザインといっても、十分、現代でも着られるものが多いのが面白かった。そうそう、子どものとき、こんなの着ていた! なんて懐かしさも。学芸員のサッキーさんと夏のインドネシア行の話。誘われると、ジャワの熱気や甘ったるいコーヒーの味が蘇る……行きたい……。
今、明日のギャラリー無寸草でのトークショーでみなさんに配る資料を作っています。6時からです。よろしかったら、来て下さい!