昨日は、コダック・フォト・サロンで長見有方写真展「巴里 パサージュ(Paris passage)」に行く。パサージュとは、「200年ほど前パリの主にセーヌ川右岸に造られた、ガラス屋根のアーケード商店街」とのこと。長見さんの写真を見ていると19世紀のパリにタイムスリップするような感覚を覚える。
すべてモノクロ写真、多分バライタ印画紙を使っているのか、とてもレトロな雰囲気。すべてライカM7、レンズはノクチルクス50ミリ(f1.0)を使って絞りは開放、タテ位置で撮影されている。絞りが開放であるため、ピントのあっていない部分のボケが美しく、まるで夢の中の風景を見ているようだ。行ったことのないはずの町なのに、なんだか懐かしい。
そういえば、菅原克己さんの奥さん、ミツさんのお通夜ではずっとシャンソンが流れていたなあ、なんて、ふと思い出していた。
お茶の水駅から10分ほど歩いたところにあるコダックフォトサロンでやっています。神保町で古本を見た後にちょっと足をのばしてください。
長見有方(おさみありかた)写真展 「 巴里 パサージュ (Paris passage)」
〒113-0033 東京都文京区本郷2-2-9 センチュリタワー1F
℡03-3813-5313
午前10時~午後6時 土曜・日曜・祝祭日は休
無料
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/professional/photoSalon/index.shtml